お店でBGMを流すには、次の4つをそろえます。
- 音楽の流し方(店舗BGMサービスを契約するか、自分でJASRACと契約するか)
- 流す端末(スマホ、タブレット、PC、専用の機器)
- スピーカー(必要ならアンプも)
- インターネット回線(アプリで流すサービスを使う場合)
スマホやタブレットのアプリで流すサービスなら、多くは工事なしで、申し込んだ日から流し始められます。
1. 音楽の流し方を決める
お店で音楽を流すには、原則としてJASRACなどへの手続きと使用料の支払いが必要です。 いちばん手間がかからないのは、手続きを済ませている店舗BGMサービスを契約する方法です。
| 流し方 | お店の手続き | 用意するもの |
|---|---|---|
| 店舗BGMサービスを契約する | 不要 | 端末、スピーカー、インターネット回線 |
| 自分でJASRACと契約する | 必要 | CDなどの音源、再生する機器、スピーカー |
SpotifyやYouTubeのような個人向けのサービスは、利用規約でお店での利用を認めていないので使えません。 詳しくは「店舗BGMの著作権」で説明しています。
2. 流す端末を用意する
使える端末は、サービスによって違います。
| サービス | 流せる端末(モンスター・チャンネルは推奨環境) |
|---|---|
| BGM Pro | iPhone、iPad(iOS 15以降)、Android(7.0以降)、Fireタブレット、PCのWebブラウザ |
| モンスター・チャンネル | iOS 16以降(iPhone 11以降、iPad 第7世代以降)、Android 12以降、Fire HD 8以上、Windows 11以降、Mac 11以降 |
| OTORAKU | iPhone、iPad、iPod touch、Androidのスマホやタブレット(PCは使えない) |
| USEN MUSIC | 専用のタブレット(手持ちのタブレットは使えない) |
手持ちのスマホで流すこともできますが、電話や通知でBGMが止まらないように、BGM専用の端末を用意すると安心です。 端末の選び方と設定は「スマホやタブレットでお店にBGMを流す方法」で説明しています。
3. スピーカーをつなぐ
端末をスピーカーにつなぐ方法は、Bluetoothなどの無線と、ケーブルの有線があります。 お店が広い場合や、天井にスピーカーを付ける場合は、アンプを通して複数のスピーカーにつなぎます。 スピーカーの種類、アンプ、台数の目安は「店舗用スピーカーの選び方」で説明しています。 天井への埋め込みなど、音響機器の設置に工事がいる場合もあります。
4. インターネット回線を用意する
アプリで流す店舗BGMサービスは、インターネットで曲を受け取って流します。 USEN MUSICのLTEモデルのように、SIMを内蔵していてお店の回線がいらないものもあります。 OTORAKUの公式サイトは、固定の光回線と、5GHz帯のWi-Fiルーターを勧めています。
回線が不安定なお店では、曲をダウンロードしておけるサービスを選ぶと安心です。 BGM Proにはオフライン再生があり、モンスター・チャンネルは最大10チャンネルをダウンロードして、インターネットにつながらなくても最長7日間流せます(どちらもスマホやタブレットのアプリの場合で、PCでは使えません)。
5. 音量と時間帯を設定する
流し始めたら、お客さんの席で聞こえ方を確かめて、音量を決めます。 会話をさまたげない音量が目安で、業態ごとの目安は「BGMの音量とスピーカーの置き方」で紹介しています。
ランチと夜で雰囲気を変えたいなら、時間帯に合わせて曲を自動で切り替える機能を使います。 BGM Pro、OTORAKU(タブレット版)、モンスター・チャンネル、USEN MUSICには、どれもこの機能があります。
始める前のチェックリスト
開業に合わせて、何週間前に何をするかは「開業準備のBGMと音響のチェックリスト」で時期ごとに並べています。
| 確かめること | 確認 |
|---|---|
| 音楽の流し方を決めた(店舗BGMサービスか、JASRACとの契約か) | □ |
| 使うサービスが、手持ちの端末に対応しているか確かめた | □ |
| スピーカーと、必要ならアンプを用意した | □ |
| インターネット回線とWi-Fiを用意した(回線が不安定ならダウンロード再生のあるサービスを選ぶ) | □ |
| 無料体験で、お店の雰囲気に合うか確かめた | □ |
費用の目安は「店舗BGMの料金相場」で、サービスの選び方は「店舗BGMサービスの比較」で比べられます。
参考資料
いずれも2026年10月6日に確認