お店のBGMの音量は、お客さん同士やスタッフとの会話をさまたげない程度が目安です。 ただ、ちょうどよい音量は業態によって違い、静かな美容室と、にぎやかな居酒屋とでは大きく変わります。
業態ごとの音量の目安
店舗BGMサービス各社の解説では、業態ごとに次のような目安が示されています。
| 業態 | 音量の目安 | 出典 |
|---|---|---|
| 美容室 | 店内の平均で55〜60dB、BGMだけで40〜50dB(施術中に無理なく会話できる音量) | BGM Pro |
| 居酒屋 | BGMの音量として65〜70dB(会話の内容が聞き取れる程度) | BGM Pro |
| カフェ | 会話より少し小さいくらい | BGM Pro |
| バー | 会話をさえぎるほどの音量は、居心地を悪くし、滞在時間を短くするおそれがある | OTORAKU |
いずれもサービスを提供する会社の解説なので、目安として使い、最後はお店で実際に流して確かめます。
音量の確かめ方
dBの数字は、スマホの騒音計アプリでおおまかに測れます。
確かめるときは、次の2つの場面で測ります。
- 開店前に、BGMだけを流したとき
- 営業中に、お客さんの会話や調理の音があるとき
カウンターの中では聞こえ方が違うので、お客さんが座る席で測ります。 入口の近く、店の奥、トイレの前など、場所によって聞こえ方が変わるので、何か所かで確かめておくと安心です。
スピーカーの置き方
スピーカーの近くの席だけ音が大きく、遠い席では聞こえない、という状態になりがちです。 お店が広い場合は、大きな音のスピーカーを1台置くより、小さめの音で複数のスピーカーから流すほうが、席ごとの差が小さくなりやすくなります。 BGM Proの解説でも、美容室ではスピーカーを2〜4か所に分けて置くこと、カフェではお客さんの頭上か対角に置くことが勧められています。
置き場所を決めるときは、次の点を見ておきます。
- お客さんの耳の高さに直接向けない(天井や壁の高い位置から流す)
- 会話の多い席のすぐそばに置かない
- 入口や外に音がもれすぎないか確かめる
天井にスピーカーを埋め込むなど、設置に工事がいる場合もあります。
時間帯で音量を変える
ランチと夜、平日と週末では、店内のにぎわいが変わります。 にぎやかな時間はBGMが聞こえにくくなるので、時間帯ごとに音量やテンポを見直します。
時間帯に合わせて曲を自動で切り替える機能を使えば、テンポの違うプレイリストに切り替えられます。 居酒屋の時間帯ごとのテンポの目安は「居酒屋のBGMの選び方」で紹介しています。
業態ごとの曲の選び方は「お店の雰囲気に合うBGMの選び方」で紹介しています。
参考資料
いずれも2026年10月6日に確認